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ザンジバル

Zanzibar 東アフリカ,タンザニアの島。アラビア語のザンジュ(黒人)が語源。古くからインド洋交易の重要拠点でイスラームを受容。1820年代にサイイド・サイードが東アフリカ沿岸一帯を勢力圏に収め,30年代以降ザンジバル島に本拠を置く(国名もザンジバル)。象牙交易やクローブ(丁子(ちょうじ))栽培で繁栄。61年オマーンから分離独立するも,90年イギリス保護領となる。1963年12月独立後,64年にアフリカ系住民を支持基盤とするアフロ・シラジ党によるザンジバル革命をへてタンガニーカと合邦し,タンザニアの一部となる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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