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ザクセンシュピーゲル

Sachsenspiegel アイケ・フォン・レプゴーが著した法書。ドイツ中世の法書中最も重要なもので,成立は1215~35年の間と推定される。ラント法=普通法と封建法の2部に分かれ,中世低地ドイツ語で書かれているが,注釈本や絵解き本などにより,その内容はザクセンのほか広くドイツ内外に普及した。私人の著作にもかかわらずザクセンでは法典同様に扱われ,内容の一部が帝国法として承認されたことは,高い評価が与えられていた証拠であろう。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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