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サウジアラビア王国(サウジアラビアおうこく)

アラビア半島の過半を占める王国。クウェート亡命中のアブドゥルアジーズは1902年のリヤド奪還後,イスラームの二大聖地,メッカ,メディナを擁するヒジャーズなどを占領し,ヒジャーズ王,ナジュドおよびその属領のスルタンを称した。32年に国号をサウジアラビア王国と変更。首都はリヤド。国教のハンバリー派イスラームはしばしばワッハーブ派と呼ばれ,シャリーアの厳格な適用で知られる。第5代ファハド国王時代に国王への尊称を「二聖モスクの守護者」に改めた。世界の石油埋蔵量の約4分の1を占める産油国で,石油輸出国機構(OPEC)の主要メンバー。90年,湾岸危機でアメリカ軍を国内に駐留させたことから激しい反対運動が起きた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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