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ザイペル

Ignaz Seipel 1876~1932 オーストリアの政治家。第一次世界大戦後の共和制下,キリスト教社会党のリーダーとして,民族主義派政党などとの間で連合政権を再度に及んで形成した(1922~24年,26~29年)。神学者でもあり,野党の社会民主党には敵対的な態度をとった。特に,1927年に起こった左右武装組織の衝突事件の収拾に際し,社会民主党系組織に対する強硬措置を貫いたため,両党間の対立を抜き差しならないものとし,議会政治の危機を深めた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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