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占城稲(せんじょうとう)

インドシナ半島東部の占城(チャンパー)原産の稲。早くから福建省では栽培が行われていたので,北宋の真宗(在位997~1022)のとき,江蘇,浙江(せっこう)を中心とした地域に日照りがあり,その対策として耐旱性を持つ占城稲の種子3万斛(こく)が取り寄せられた。また早稲種でもあることから,在来の晩稲種と組み合わせて水稲二期作が可能となった。なお日本にも江戸時代の元禄期に渡来している。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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