1. 用語
  2. 世界史 -せ-
  3. 静寂主義(せいじゃくしゅぎ)

静寂主義(せいじゃくしゅぎ)

Hesycasm 心の静寂をとおして神との霊的交わりを果たそうとする修道的祈りと瞑想の方法。起源は初期キリスト教時代の砂漠の修道士にさかのぼるが,シナイ山の聖エカテリニ修道院がその普及の重要な中心であった。14世紀になるとアソス(アトス)山修道院のグリゴリオス・パラマスによって理論化され(パラミズム),正教会に激しい論争を生み,政治や社会と結びついて社会闘争や内乱を生んだ。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう