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正史(せいし)

中国の古代から明までの各時代について,最も正統と認められた紀伝体の歴史書。初めは私撰であったが,唐以後は勅命により前王朝の正史を編纂することになった。『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』『晋書』『宋書』『南斉書』『梁書』『陳書』『魏書』『北斉書』『周書』『隋書』『南史』『北史』『旧唐書』(くとうじょ)『新唐書』『旧五代史』『新五代史』『宋史』『遼史』『金史』『元史』『新元史』『明史』の25種があり,総括して「二十五史」と称する。『新元史』を除いて「二十四史」といい,他に「十七史」「二十一史」「二十二史」「二十三史」という数え方がある。『史記』以下の4種を特に「前四史」という。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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