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小協商(しょうきょうしょう)

Little Entente 第一次世界大戦後,チェコスロヴァキア,ルーマニア,ユーゴスラヴィアの間に,1920~21年に別々に結ばれた同盟関係の総称。直接にはハンガリーの領土回復に備える目的を持っていたが,同時にドナウ川沿岸諸国の政治経済的結合の意味も持っており,ジェノヴァ会議では一体として動いた。フランスは小協商と結んで東欧に足場を築こうとした。小協商は33年に強化され,定期的に会合する常設理事会を設けるに至ったが,ナチス・ドイツの台頭とフランスの衰退によって,解体した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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