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従士制(じゅうしせい)

Gefolgschaft 誠実義務にもとづいて自由に結ばれる軍事的色彩の強い主従制度。古ゲルマンの慣習に始まり,封建家臣制の先駆とされ,恩貸地制との結びつきが一般に封建制成立の標識とされている。従士の主君への奉仕は自由な一時的なものから終身,さらに世襲化された。主君は従士を自分の保護下において,第三者に対してその利害を代行し,その物質的生活を保障した。両者の関係は託身と誠実宣誓により成立した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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