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ソフィア

Sofija ブルガリアの首都。名称はビザンツ帝国領だった6世紀に再建され,現在同市中心部にある聖ソフィア教会に由来。東西南北の交通の要衝。前29年頃ローマ人がこの地を占領した。先住していたトラキア人の一部族名からこの地はセルディカと呼ばれ,のちにミリタリス街道の要衝,軍事・行政の拠点となる。中世ブルガリア帝国期はスレデツと呼ばれ,通商の中心として繁栄した。1382年オスマン帝国の支配下に入ると,一時はルメリ州の軍事・行政の中心となった。1879年ブルガリア自治公国の首都となり,近代的都市計画が進められた。第二次世界大戦中空爆を受けたが,戦後さらに都市化は進み,1980年代には100万都市となる。東欧革命以降は,社会主義体制を象徴する建造物の解体など都市景観の変化が著しい。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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