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ソグディアナ

Sogdiana サマルカンドを中心とするザラフシャン川流域の古地名。大部分がウズベキスタン共和国に,南東の一部がタジキスタン共和国にある。アレクサンドロス大王,バクトリア,大月氏(だいげつし),クシャーン朝,サーサーン朝,エフタル,突厥(とっけつ)などの支配を受けて,8世紀にアラブ人に征服されイスラーム化した。イスラーム史家は,シル,アム両川の間という意味で,河間地方(マー・ワラー・アンナフル)と呼び,中国では粟特,速利などと称した。1220年チンギス・カンに攻略されて荒廃したが,ティムール帝国が興ってサマルカンドを首都としたため(1370年)復興した。その後ウズベク人の支配をへてロシア領となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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