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属人法主義(ぞくじんほうしゅぎ)

属人主義ともいう。人の法的な地位・能力や親族関係などについて,世界のどこで問題になっても,その人の所属する国家,法域の法律を適用するという考え方。属地法主義に対する。人と結びついたそのような法律を属人法というが,何を属人法とするかについては,国籍をもとに本国法とするものと住所をもとに住所地法とする考え方があり,わが国では主に前者によっている。最近では,新たに常居所(じょうきょしょ)の概念をもとにした常居所地法も用いられている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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