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スルタン・カリフ制(スルタン・カリフせい)

オスマン帝国のスルタン,セリム1世が,1517年エジプトのマムルーク朝を滅ぼしたとき,この王朝の庇護するアッバース朝最後のカリフから称号を受け継ぎ,スルタンがカリフを兼ねる形で成立したとされてきた。しかし,実際にはスルタン・カリフ制が前面に出てくるのは18世紀後半以後のことである。トルコ革命時ケマル・アタテュルクにより両者は分離され,1924年に消滅した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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