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スペイン内戦(スペインないせん)

人民戦線内閣下の社会秩序の悪化を理由とした,1936年7月の右派軍部クーデタに端を発する。反乱勃発時,共和国軍側は大都市部を掌握,主要な武器,艦船を押えて民兵を組織,国際旅団もこれに参加した。フランコ率いる反乱軍は,不干渉協定を遵守しないイタリアとドイツから軍事支援を受け,戦闘を有利に進め始めた。共和国側は政府中枢をバレンシアへ移し,社会革命の遂行を試みつつ,ソ連の支援を受けて戦闘を続行したが,諸勢力の結合の弱さ,内部分裂に苦しんだ。一方反乱軍は,内戦をカトリック擁護の「聖戦」とするイデオロギー的基盤を創出,兵の反共的士気を鼓舞した。北部戦線での勝利後,反乱軍は地中海をめざし東部へ進軍。38年冬,エブロ川の戦いで共和国軍の敗色は濃厚となった。39年3月ついにマドリードが陥落,4月1日フランコが勝利宣言を出した。最終的に両陣営あわせて死者60万,傷病者150万,亡命者35万を出したともいわれる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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