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タンジマート

オスマン帝国の近代化のための改革およびその時代。国力の衰退や帝国内諸民族の自立運動に悩むオスマン帝国は,1839年ギュルハネ勅令を発布し,国政の全面的な改革に踏み切った。全国民の法のもとの平等を掲げ,西欧モデルの近代化をめざして司法,行政,兵制,教育などの改革が行われた。改革は守旧派の抵抗,クリミア戦争後さらに深刻化する財政難,列強の干渉などにより思うようには進まなかった。タンジマート期とは1839年から憲法が発布された76年までをさす。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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