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タンザニア

Tanzania 東アフリカのインド洋に面する連合共和国。島嶼部はインド洋交易およびスワヒリ文化の中心。この交易に15世紀末ポルトガルが,18世紀末アラビア半島のオマーンが進出。オマーンは1830年代以降,ザンジバルに拠点を移し,内陸部長距離交易を奨励。90年本土はドイツ領東アフリカに,ザンジバルはイギリス保護領となった。第一次世界大戦後,本土もタンガニーカとしてイギリス統治下に入ったが1950年代以降ニエレレのタンガニーカ・アフリカ人民族同盟(TANU(タヌ))を中心に民族運動が高揚し,61年12月独立達成。ザンジバルも63年12月独立後,64年のザンジバル革命をへてタンガニーカと合邦し,タンザニア‐ザンジバル連合共和国が成立。半年後タンザニア連合共和国と改称。アフリカ的社会主義を唱道しアフリカ諸国の指導的役割を担う。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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