ダレス

John Foster Dulles 1888~1959 アメリカの国務長官(在任1953~59)。国務省顧問として対日講和条約をまとめたのち,アイゼンハワー政権の国務長官に就任。封じ込め政策に代わる巻き返し政策を唱えた。大量報復,瀬戸際政策などの言辞のゆえに,しばしば硬直した反共主義者とみなされ,1950年代の外交を仕切った印象が強い。だが実際には大統領の指示のもと,封じ込めを踏襲する政策を実施した。国際情勢の判断についても柔軟性があった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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