Publius Cornelius Tacitus 55頃~120頃 ローマ帝政時代の大歴史家。政治家としても幾多の顕職を歴任した。作品に『アグリコラ伝』『ゲルマニア』『弁論家についての対話』の3小品と,『年代記』『同時代史』の二大史書(両著で14年から96年までの歴史が叙述されたが,散佚した部分が多い)がある。彼は帝政に批判的で共和政の伝統を思慕し,その文章は史家の内面的苦悩を反映している。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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