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隊商(たいしょう)

caravan ラクダや馬などの家畜に荷を積んで移動する商人や巡礼,旅人の隊列。語源はペルシア語。西アジア,中央ユーラシアをはじめとする内陸部では,近代に至るまで行路の安全と効率を図るための主要な移動手段であった。隊商は草原や砂漠,山岳を越え,都市やオアシスを結びつけるルートを縫って縦横に行き交った。ルート沿いの集落や都市には隊商宿(キャラヴァンサライ)が設置され,そこが地域間貿易の拠点となり,それらがつらなって内陸遠距離貿易や文化交流を成り立たせた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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