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第三身分(だいさんみぶん)

封建制下のフランスでは,聖職者が第一身分,貴族が第二身分,平民が第三身分とされ,身分制議会である三部会を構成した。人口の9割以上を占める非特権層の第三身分は,内部で貧富の差が大きく,農民,上層市民,下層民衆など多様で,階級的利害は分裂していた。だがフランス革命前夜には,第三身分は特権身分に対抗する平民結集のスローガンとして機能した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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