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大義名分論(たいぎめいぶんろん)

『春秋』にもとづき,欧陽脩(おうようしゅう)や司馬光が唱え,朱熹(しゅき)が『資治通鑑綱目』(しじつがんこうもく)で強調した。君臣父子の道徳を絶対視し,ことに臣下として守るべき節操と本分を明らかにした。その背景として,宋代は初め北辺の燕雲十六州が遼に占領され,やがて華北全域が金に統治されたため,いかに遼と金に対処すべきかという政策の検討がからんでいたことがある。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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