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トンブクトゥ

Tombouctou 西アフリカ,現マリ共和国内,ニジェール川が湾曲する部分の北側,サハラ砂漠の南縁に位置する町。マリ帝国からソンガイ帝国にかけての時代,北からの岩塩,南からの金,奴隷などの交易地として栄え,イスラームの大学まであった。西アフリカ文明の象徴としてヨーロッパにも知られた。19世紀に探検家ルネ・カイエはヨーロッパ人として初めてこの町を訪れて生還し,その記録を発表した。すでに町は荒廃していて,かつての面影はなかった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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