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トロツキー

Lev Davydovich Trotskii (本名 Lev Bronshtein) 1879~1940 ロシアの革命家,ソ連共産党の指導者。ユダヤ人。労働運動に参加し,1898年シベリアに流刑。第2回党大会ではメンシェヴィキに属す。1905年革命でペテルブルク・ソヴィエト議長を務め,翌年永続革命論を展開した『総括と展望』を著した。二月革命後帰国し,ボリシェヴィキ党に入党,ペトログラート・ソヴィエト議長として十月蜂起を指導した。革命後外務人民委員,陸海軍人民委員を務めたが,23~24年に党主流と対立,失脚した。26~27年にはジノヴィエフらと合同反対派をつくり,27年党を除名,29年国外に追放された。国外で第4インターナショナルを組織し,コミンテルンとソ連批判を展開し,メキシコで暗殺された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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