トレド(フランシスコ)
Francisco de Toledo 1515~82 ペルーの第5代副王(在任1569~80)。副王領内の行政社会制度の確立を目標として,各地に巡察を行い,集中集落の編成や労働力徴発の体系をつくり,またスペイン王の統治を正当化するため,インカ王朝が簒奪者であることを証明しようとしてインカ史に関する口述資料を集めさせた。1578年フランシス・ドレークが太平洋岸に侵入すると,マゼラン海峡に植民のため,79年サルミエント・デ・ガンボアを派遣したが失敗した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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