ドミニコ

Dominicus 1170？～1221 ドミニコ修道会の創始者。スペインのカスティリャ生まれ。オスマ司教座参事会員となり(1199年)，当時南フランスに流行した異端アルビジョワ派の説得に努めた。トゥールーズ付近に新修道会を創設し(1215年)，翌年教皇ホノリウス3世の認可と後援を得て，ヨーロッパ各国に支院を広めた。学問研究にも貢献し，フランチェスコ修道会と並ぶ精神的革新を指導した。 (山川 世界史小辞典（改訂新版）, 2011年, 山川出版社)