1. 用語
  2. 世界史 -と-
  3. ドミニカ共和国(ドミニカきょうわこく)

ドミニカ共和国(ドミニカきょうわこく)

カリブ海エスパニョラ島の東部3分の2を占める共和国。ハイチ共和国の独立後,しばしばその政治的干渉を受け,1844年独立したが,隣国の脅威から61~65年にはスペイン領に復帰。再独立後アメリカの保護領となろうとしたが拒まれた。82~99年のウリセス・ウロの独裁,1930~61年のラファエル・トルヒリョの独裁は,強権による抑圧の反面,ある程度の近代化をなしとげたが,60年代以後も軍部の圧力を背景とした強権政治が止まらなかった。66~78年,86~96年のホアキン・バラゲール大統領が,比較的安定した政治基盤のもとに経済の回復に努めた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう