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土木の変(どぼくのへん)

明の正統帝が,1449年に北方オイラト部のエセンの軍と河北省の土木堡(どぼくほ)で戦い,敗北して捕虜となった事件。当時のオイラト部は,実質的に全モンゴリアを支配する勢力を持ち,首都北京を脅かしたが,結局無条件釈放に踏み切ったため,帝はことなきを得た。しかし,これ以後北方民族の進出が激しくなり,明はいわゆる北虜(ほくりょ)に苦しんだ。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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