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特権身分(とっけんみぶん)

アンシャン・レジーム下のフランスでは,第一身分の聖職者と第二身分の貴族が特権身分を構成し,直接税を免除されていた。他にも第一身分は聖職者身分会議開催の権利を持ち,第二身分は上級官職につく権利などを有していた。だが特権は身分だけに限られたものではなく,特定の地方や職業にも種々の特権が認められており,それらが複雑に入り組んでアンシャン・レジーム下の社会を構成していた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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