トスカーナ
Toscana イタリア中西部の一地方。前3世紀以来ローマの支配下に入り,中世にゲルマンの侵入を迎え,ルッカ伯領,ついでトスカーナ侯領。12世紀以来フィレンツェ,ピサ,ルッカ,シエナほか都市コムーネが栄え,ルネサンスの中心となる。近世にはメディチ家のもとにトスカーナ大公国を形成し,ポーランド継承戦争後マリア・テレジアとその夫の手に渡り,その子レオポルド1世の啓蒙的改革を受けイタリアの先進地帯となった。1859年のイタリア‐オーストリア戦争の結果サルデーニャ王国に併合された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう