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都護府(とごふ)

漢および唐が,服属した国家または民族を統治するために置いた機関。前59年前漢が烏塁城(うるいじょう)に置いた西域都護に始まり,後漢では班超(はんちょう)によって亀茲(きじ)(クチャ)に設置された。唐では帰順した諸部族の故地に都督府および州県を置き,これを羈縻州(きびしゅう)(羈縻政策)といって,族長をその長官に任命したが,その上に都護府を置き,中国の官吏,軍隊が駐屯してこれを統治した。唐の都護府は多いが,主なものは安東,安西,安南,安北,単于(ぜんう),北庭の6都護府である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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