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独立党〔朝鮮〕(どくりつとう)

朝鮮王朝末期に日本と結んで国内改革を行おうとした朝鮮の青年官僚の一派。日本の「文明開化」に由来して開化派ともいわれ,壬午(じんご)政変後,清国の指導のもとに政権を握った閔氏(びんし)一派の事大党に対して,独立党は日本の支援によって政権を握ろうとし,甲申(こうしん)政変(1884年)を起こして失敗し,ついで日清戦争中,日本の後援によって親日政権をつくり,内政改革を強行したが,戦後はロシアに支援された旧事大党に弾圧された。その後も日本の後援によって政権を争ったが,しだいにたんなる日本の傀儡(かいらい)勢力に堕し,当初の革新的民族主義的性格を失った。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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