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独占資本(どくせんしほん)

monopoly capital 19世紀末自由競争に立つ資本主義経済のなかから一産業部門を独占する大企業や,銀行と癒着していくつもの部門に広がる大企業が形成された。シンディケート,トラスト,コンツェルンと呼ばれるこれらの独占的大企業と企業集団が独占資本と呼ばれて,新段階の資本主義経済を代表するものとみなされた。独占資本は国家・政府に強い影響力を持ち,対外的な活動を積極的に行う,帝国主義時代の隠れた主役であった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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