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毒ガス(どくガス)

人体や動植物に致命的な害を引き起こす化学物質を散布する兵器。第一次世界大戦中の1915年に初めてドイツ軍がイープルの戦いで塩素ガスを用いて以降,毒性を強めたガスが次々と開発されて「化学戦」が広がった。25年のジュネーヴ協定で毒ガスの使用は禁止されたが,イタリアは35年対エチオピア戦争(イタリア‐エチオピア戦争)で,また日本軍も日中戦争で使用した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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