1. 用語
  2. 世界史 -と-
  3. トウモロコシ

トウモロコシ

イネ科の一年草。メソアメリカで前3千年紀までに栽培種として成立し,主要食料となった。アンデス地方には前2千年紀までに伝播し,南に向かって広がったが,食料としてよりも祭祀用のチチャ酒の原料として重要だった。コロンブスがこれをヨーロッパに伝え,主として家畜の飼料として用いられた。16~17世紀にはアフリカの重要な食料源となった。ポルトガル人がアジアに伝え,日本にも16世紀後半に到着した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう