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トゥパック・アマル2世(トゥパック・アマルにせい)

1741~81 1780~81年にペルー南部高原で起こった大蜂起の指導者。裕福なメスティーソ階層の輸送業者で,もとの名はホセ・ガブリエル・コンドルカンキだったが,スペイン人の地方行政官の悪政に憤って蜂起した。トゥパック・アマル1世の娘の末裔だったため,同2世を名乗った。初めは既存制度枠内での改革を指向していたが,運動が一般農民や貧民を吸収して激化すると,上層メスティーソの支持を失い,政府軍の全面的反撃を受けて敗退し,クスコで処刑された。ペルー独立運動の先駆者とされる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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