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東南アジア(とうなんアジア)

Southeast Asia/South-East Asia Southeast(South-East) Asiaの和訳で,通常ミャンマー(ビルマ),タイ,カンボジア,ラオス,ベトナム,フィリピン,ブルネイ,インドネシア,マレーシア,シンガポール,それに東ティモールの11の国々よりなる地域をさす用語。1943年,セイロンのコロンボに連合軍が日本占領下の東南アジアの失地回復のために設けた東南アジア司令部(South East Asia Command)が,この語の起源とされる。第二次世界大戦後に上記の地域をさす用語として一般化。戦前は「南洋」「南方亜細亜」などの呼称を用いた日本人もこの語を使い始めた。とりわけベトナム戦争においてアメリカがこの語を頻繁に用いたことが,この語を普及させる大きな要因となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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