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梅津‐何応欽協定(うめづ‐かおうきんきょうてい)

1935年6月,支那駐屯軍司令官梅津美治郎(よしじろう)と北平軍事分会主任何応欽との間に締結された協定。35年前半に起こった中国側の塘沽(タンクー)協定違反の軍事行動や,天津における親日中国人の暗殺事件は,日本軍の華北侵入の口実となった。すなわち日本軍は,平津地区からの排日団体・軍隊の撤退などを何応欽に要求し,中国側は日本側の要求を承認する一方,排日言論を禁止した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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