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ウマイヤ朝(ウマイヤちょう)

Umayya 661~750 アラブの建設したイスラーム王朝。首都はダマスクス。建設者ムアーウィヤ以下,全カリフがクライシュ族のウマイヤ家に属していたところから,この名がある。8世紀の初めが黄金時代で,クタイバ・ブン・ムスリムとムハンマド・ブン・アルカーシムが東方に遠征し,西方ではムーサー・ブン・ヌサイルがイベリア半島を征服した。トゥール‐ポワティエ間の戦いのあった732年は,ウマイヤ朝の版図が最大限に達した年であった。アラブ遊牧部族同士の対立と,ムスリムとなった異民族の不満が原因で,政権をアッバース朝に奪われた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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