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ウパニシャッド

古代インドのバラモン教の哲学書。「近くに坐す」という意味。主要なものは前7~前4世紀にガンジス中流域でつくられた。祭式の根本的意義,宇宙の根本原理,解脱(げだつ)への認識方法が追求され,ブラフマンとアートマンとが一つであることにその解決を見出した。また転生輪廻(りんね)と業(ごう)(カルマ)の観念も明確になった。これらはその後長くインド思想に大きな影響を与えた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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