ウドン

Udong 後アンコール期カンボジアの王都の一つ。プノムペンの北方約30km,トンレサープ川西岸に位置する。17世紀のウドンは,河港ポニェルーを通じてトンレサープ湖周辺域とプノムペンを結び,交易活動によって繁栄した。19世紀前半には,ベトナムが支配するメコン下流部を避けて,タイ湾の海港コムポートが開かれ,ウドンと結ぶ陸路が建設された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう