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烏孫(うそん)

Wusun 前2世紀後半以降に天山山脈北方にいたトルコ系遊牧民。当初匈奴(きょうど)の支配に属し,ジュンガル地方にいたが,やがて月氏(げつし)を駆逐してイリ地方に移った。その都城赤谷(せきこく)城はイッシク・クルの南方に位置したと思われる。漢の武帝は匈奴を挟撃するために張騫(ちょうけん)を烏孫に遣わして同盟を結び,中国の西域進出に成功した。5世紀後半に烏孫は柔然(じゅうぜん)の侵略を受け,西方のパミールに移り,それ以後は不明である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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