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ウズベキスタン

Uzbekistan 中央アジア,ウズベキスタン共和国の領域。1924年のウズベク・ソヴィエト社会主義共和国の成立によって画定された。「ウズベク人の住地」を意味する。全般的に乾燥気候であるが,アラル海に注ぐアム,シル両河,ザラフシャン川流域などでは灌漑農業が発達し,古くからイラン系住民によるオアシス都市文化が栄えた。アラブの侵入を受け,8世紀から徐々にイスラーム化が進む一方,草原地帯からのトルコ人の移住によってトルコ化が進展した。イスラーム期にもこの地の文化的先進性は保たれ,多くの学者が輩出した。モンゴル帝国崩壊後,1370年に即位したティムールは,ここを拠点に西アジアに広がる一大帝国を築いた。ウズベク人の支配時代,ソヴィエト時代をへて今日に至っている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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