ヴェリコ・タルノヴォ
ブルガリア中部の都市。1965年史跡都市に指定され,タルノヴォから現在の名称に改名。1185年ビザンツ帝国支配下のクマン系ブルガリア人貴族が蜂起し,ヴラフなどの支援を得た。87年講和による第2次ブルガリア帝国成立とともに首都となった。1393年オスマン帝国支配下に入り交通の要衝として栄え,17~18世紀にはバルカン山脈の村から流入したスラヴ系住民も職人商人街区を形成した。1878年ブルガリア公国が成立すると,翌79年最初の憲法制定議会が開催された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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