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ウィーン

Wien ハプスブルク帝国以来のオーストリアの首都。起源はローマ時代の軍隊駐屯地ウィンドボナにさかのぼるが,この地の集落が12世紀に辺境伯バーベンベルク家の宮廷都市となり,13世紀末以降はハプスブルク家の支配下で中世都市として整備される。ハプスブルク家の皇帝位独占に伴い,15世紀以降神聖ローマ帝国皇帝の宮廷都市として発展,その城壁は1683年のオスマン軍の攻囲にも耐えた。神聖ローマ帝国崩壊後はオーストリア帝国の首都としてウィーン会議の舞台ともなる。1857年以降市壁を撤去して市街を近代化。第一次世界大戦後オーストリア共和国の首都となる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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