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ウィルソン(ウッドロー)

Woodrow Wilson 1856~1924 アメリカの政治家,第28代大統領(在任1913~21)。プリンストン大学政治学教授,学長をへて,ニュージャージー州知事として政界入り,1912年民主党大統領候補となりニューフリーダムのスローガンを掲げて当選した。革新主義者として関税引下げ,銀行制度改革,反トラスト法制定などで活躍。対外的にはカリブ海地域に武力介入する一方,第一次世界大戦の勃発に際し中立を宣言,だが連合国側との経済的絆を強め,17年ドイツの無制限潜水艦作戦開始を機に民主主義救済の理念のもとに参戦した。ロシア革命に対抗する立場から18年国際連盟の設立を含む平和構想の原則「十四カ条」を提唱し,パリ講和会議にも出席してその実現に尽力。だが講和条約は上院の批准を得られず連盟への加盟を阻まれた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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