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ユグノー戦争(ユグノーせんそう)

1562~98年,フランスで起こった宗教内乱。同時に,絶対主義成立期の貴族の政治闘争。カトリック教徒のギーズ家によるユグノー殺害が発端となって起こり,1572年には母后カトリーヌ・ド・メディシスとギーズ公によるサン・バルテルミの虐殺によりコリニらが殺された。その間カトリック側にはスペイン,プロテスタント側にはイングランドが援助したが,やがてシャルル9世に代わったアンリ3世,ギーズ公アンリ,ナヴァール王アンリの三つ巴の争いとなり,前2者が暗殺されたのち,ナヴァール王アンリがアンリ4世として即位し,カトリックへの改宗とナントの勅令により争乱を終わらせた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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