1. 記事
  2. 強くなくては生きてはいけない、優しくなければ生きる資格がない。

強くなくては生きてはいけない、優しくなければ生きる資格がない。

アメリカの小説家 レイモンド=チャンドラーの小説 『プレイバック』

ハードボイルド小説の主人公、探偵のフィリップ=マーロウが、「あなたのように強い人が、なぜ、そんなに優しくなれるのか?」と問われて答えた名言である。生まれたままの人間は、強くも、優しくもない。むしろ弱く情けないのに、わがままで尊大にふるまい、自分には甘く、他人にはつらく当たる。そのような未熟な人間が、人生というフィールドを駆けぬける中でおのれを鍛え、強く生きることによって強い人になり、優しく生きることによって優しい人になる。愛するものを守るために人は強くなれるし、真に強いものは愛するものを守りぬく勇気をもつ。いかに生きるかが、いかなる自分になるかを決める。誰もが、強くて優しい人生の主人公になれる。

もういちど読む山川哲学 ことばと用語、11ページ、2015年、山川出版社

この記事が気に入ったらいいね!しよう

編集部おすすめ記事