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米はいつまでも米、豆はいつまでも豆。

江戸時代の儒学者 荻生徂徠『弁道』

荻生徂徠は、日本で近代的な政治学を説いた最初の人物とされる。世の中は、さまざまな人間が集まって成り立っている。米もあれば、豆もある。米が豆になることも、豆が米になることもできないが、米は米として、豆は豆としての活かし方がある。世の中も同様である。それぞれが自分の持場で、自分の能力を活かすことによって全体が動く。世の中は億万人が集まって、一人ひとりが仕事をし、職務を果たすことによって動いていく。これは企業やチームなどの組織でも同じである。組織のリーダーは、一人ひとりが自分を活かすことによって組織全体が発展するような枠組みを考えることが重要である。豆は豆なりのよさを活かしてやるのが、リーダーの仕事である。

もういちど読む山川哲学 ことばと用語、64ページ、2015年、山川出版社

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