1. 哲学
  2. 人は哲学を学ぶことはできない。哲学することを学ぶだけである。

人は哲学を学ぶことはできない。哲学することを学ぶだけである。

ドイツの哲学者 カント 『純粋理性批判』

哲学をするとは、過去の哲学者の書き残した書物を読み、その知識を覚えることではない。それをこえて、自分は何のため、何をするためにこの世に生まれてきたのか、この世界は何をなすための場なのか。この世でどんな自分を見つけるのかなど、人生の根本を主体的に考え、みずからが哲学することである。過去の哲学者たちの業績も、そのようにみずから考える試みであった。哲学を受け継ぐとは、そのような哲学する行為を受け継ぐことである。あなたの人生は、あなた以外の誰も体験したことのない未知の世界である。生きるとは、一人ひとりがその未知の可能性に挑む勇気ある行為である。高村光太郎の『僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る』の詩の言葉のように、自分自身の人生哲学をもち、ぶれない軸をもって前に進む人は強い。

もういちど読む山川哲学 ことばと用語、6ページ、2015年、山川出版社

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