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生きがいというのは、もらうものじゃない。自分のなかにあるものを与えることである。自分の能力を、自分のエネルギーを使うことなのだ。

社会心理学者 加藤諦三 『「自分」に執着しない生き方』

生きがいは会社や他人からもらうものではない。自分がエネルギーを出したことへの手ごたえ、反響としてはね返ってくるものである。自分から何かを始めなくては、何の手ごたえもない。どのような仕事でも「つまらん」と思えば、それまでである。逆に自分なりに真っ直ぐ取り組めば、少しずつであれ上達もしよう、評価もされよう、それが励みになってモチベーションも上がる。日々の仕事や生活にエネルギーをつぎこむ時にこそ、生きがいはあたえられる。ある青年は語った、「自分が最も生きていることを実感したのは、高校時代に真夏のグランドでの部の練習が終わった後、水場に走って水道水を頭からかぶった時だった」。手をこまねいて眺めているだけの人生の傍観者には何もない。

もういちど読む山川哲学 ことばと用語、17ページ、2015年、山川出版社

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